弊社における具体的な取組事例
官庁との折衝から許認可取得まで
日本からの輸出を検討されているお客様を代行して、対象商品の輸入可否や行政上必要とされる手続きに関して、所轄官庁に直接問い合わせを行い、実際に許認可を取得するまでをお手伝いいたします。
バリューチェーンの構築支援(ハンズオンの事業支援)
日本製品が輸出され、実際に海外の顧客まで届くまでの間、日本からの輸出配送、通関手続き、当局検査、在庫の取扱い、受発注、顧客への配送など、様々なプロセスを経ることになります。弊社では官庁との折衝にとどまらず、具体的な配送業者の手配、在庫のための倉庫業者のアレンジなど、現地においてハンズオンでの事業支援を行っております。
また、見積書や請求書の発行といった受発注に関するバックオフィス業務もフォローすることで、お客様が現地において実際に事業展開ができるようなバリューチェーンの構築に直接関与しております。
M&Aや事業提携における交渉サポート
日本のお客様が現地の企業とM&Aや事業提携を検討される際に、カウンターパーティーとの交渉にアテンドしながら、より直接的なアドバイスを行います。日本と現地では法規制や商慣行が異なり、かかる差異を念頭においたアドバイスを提供いたします。
また、現地における専門家をアレンジする場合には、外部業者に丸投げするのではなく、お客様の予算とニーズに合った提案を行います。
リアルの実態調査
現地のメディア企業へのインタビュー、飲食店舗の実地調査、現地における消費者アンケートなど、よりリアルな声や情報を吸い上げるための調査を行います。
Q&A よくあるご質問
Q1. 東南アジアの市場は現状、どのような環境なのですか?
東南アジア諸国は、1カ国単位でみると大きくない印象がありますが、地域として捉えると非常に大きな市場であり、また現在進行形で成長しているのが特徴です。例えば、ASEAN10カ国の人口は5億人と既に日本の約4倍です。人口は増加基調にあって、2015年には6億2千万人に達すると予想されています。中でも一定の購買力を有する中間層の人口は4億人近くになるとみられ、東南アジアにおける消費が爆発的に伸びることが期待されます。また、経済協力開発機構(OECD)の発表によれば、2012~16年のASEAN主要6カ国の実質国内総生産(GDP)成長率は平均で5.6%であり、ASEAN地域の安定的な成長が見込まれております。 モノとサービスに対する需要の礎となる人口及び経済成長を背景に、今、大小問わず多くの日本企業が東南アジアへの進出を活発化させています。
Q2. 海外で商品を販売するときの値段は日本と比べて安いのではないでしょうか?
東南アジア各国の成長率は飛躍的に高まっています。今までに抱いていた東南アジアのイメージとは全く異なり、消費者の購買意欲も旺盛です。場合によっては、日本での価格以上の値段で販売できるチャンスもあります。
Q3. 海外への販路拡大というとB to Bの製造業を思ってしまうのですが、B to Cで消費者に物販することもあり得るのでしょうか?
東南アジアというと、今までは安い労働力を活用して日本の製造メーカーが現地生産の拠点を構えるべく海外展開をするような候補地として注目されていました。ただ、最近の目覚ましい経済成長とともに、個人の消費意欲も高まっております。東南アジア圏の人口、GDPなどの各種データを総合的に勘案すると、物販市場もこれから目覚ましい発展を遂げていくものと考えております。
Q4. 会社を設立するのと営業代行(マーケティング)をしてもらうのでは、何か違うのですか?
海外の会社設立支援サポートはよく見かけます。ただ、弊社が考えているサービスは順番が逆です。会社を作ることが目的であってはならず、とにかく、まずは取り扱っている商品やビジネスモデルが通用するかを把握することが先決です。弊社では、それぞれビジネスの商流、物流と市場調査を確認し、まずは少ない予算でやってみる、ということを重要視しております。繰り返しになりますが、会社設立が目的となっては本末転倒です。
Q5. 中国語や英語は分からないのですが、大丈夫ですか?
問題ありません。このコンセプトは、まずお客様が販路拡大に挑戦してみるということを大前提としています。その意味で、できるだけ費用対効果を高められる料金設定にしております。バイリンガルなどのスタッフで商品販売チームの内製化をすることが最も望ましい形ですが、そのようなチームが立ち上げることが可能であると確信できるまでのサポートとして、基本的な商品への理解と中国語、英語での対応も原則、弊社シンガポールにてサポートさせて頂きます。
Q6. 運用パックなどの解約手続きはどのように行えばよいですか?
ご契約満了日より1ヶ月前までにご連絡ください。お客様ご自身で業務を引き継がれる場合は、ご契約満了後、円滑にお渡しできるように準備させていただきます。
Q7. 現地を視察する必要はありますか? 現地でのアテンドなどお願いすることはできますか?
東南アジアは日々めまぐるしい勢いで変化しています。新しいビルが次々と建設され、新たな都市計画がいたる所で始まっています。そのような空気を感じ取り、マーケットをご自身の目で確認することはビジネス展開のイメージを考える上でも、有意義なものと思います。原則、視察時のサポートはオーダーメイドにてご提供しておりますので、まずはお気軽にご相談ください。
Q8. 日本語のサイトを英語版、中国語版にするのとは何が違うのですか?
日本語のサイトを翻訳することは門を広げる第一歩です。しかしながら、海外の消費者と日本の消費者では嗜好性にズレがあります。弊社では現地の目線にあったサイト制作を第一に考えております。また成長が目覚ましい海外の消費者は日本と比べると比較的せっかちです。質問があればまず電話で答えを求めることを厭いません。弊社ではそのような海外特有の消費者マインドも考慮し、現地コールセンターなどお客様の販売チャンスを逃さないサービスを提供しております。